私が頻繁にツイッターにイラストを上げていた頃…言い方を変えると、ツイッターに張り付いていた時のことですが、「〇〇さんの描く××が一番!」「〇〇さんの神絵が…!✨」といったツイート(RT後の呟きかな)をよく目にしていました。
私もごくごくたま〜に、そんなふうに言ってもらえることがあって、「ありがたいなぁ」と思ってはいたのですが、内心は穏やかではありませんでした。
「〇〇さんの描く××が好き!」ならいいんです。
二次絵を描いている分際で何を…と言われそうですが、他の絵描きさんとも繋がっている人が「〇〇さんの絵が一番!」という言葉を使うと、そう言われなかった描き手の方はその呟きを見て、「あぁ、私の絵は微妙なんだな…」と感じてしまう可能性が高いと思うんです。
もちろん、それが発奮材料になるならいいのですが、絵を描く人や文章を書く人って、繊細な方が多い印象を私は持っています。
だから、「私なんて描かなくてもいいよね…」と捉えてしまう人もいるんじゃないかなって、ずっと引っかかっていました。
自分の絵に自信を持っている人、他人の言葉なんて一切気にしない人にとっては、どこ吹く風な言葉かもしれません。
でも、私自身はこの手の呟きを見て、正直凹むことの方が多かったです。
そういう反応がもらえないのは、魅力的な絵が描けない自分の技術不足のせいなので、呟いた人が悪いわけではありません。
でも、作品を作るって(今回はイラストを例に挙げますが)すごく労力がかかるんです。
「こんな絵が描きたいな…」という構想から始まり、ラフ、下書き、線画、塗り。
ちょっとした絵でも、骨折してないか確認しながらできるだけ全身を描いてみて、そこから切り取ってみたり。
塗りが思い描いていたものと違って、「うわ、違う!」とイチから直したり…。
技術のある人はこういう手間も時間もかからないかもしれませんが、描けないうちは本当に必死です。
作品を仕上げていない間も、人体を描く練習をしたり。
今、ものすごく素敵な絵を描かれている方も、天才でない限りはたくさん練習をされたんだと思います。
だからこそ、作品に対して素直に感動したことを伝えるときは、ほんの少しでいいから、他の絵描きさんのことも気遣ってあげられると、微妙な空気にならずに済むのかなって、ツイッターに入り浸っていた頃に感じていました。
さすがにこの件についてツイートしたことはありませんが…。
とはいえ、見る(読む)人からしてみれば、結局は作品の良し悪し(もしくは好みのテイストかどうか)しか関係ないことだと思うので、描き手が「これだけ頑張りました!」と言ったところで、「そうですか」の反応になるのは仕方のないことだとも思います。
でも、できれば、フォローしている好きな描き手さんが作品を上げたなら、反応してあげてほしいです。
SNSなら、特に。
べったりTLに張り付いて、作品が上がったら全部にリプしろ、いいねしろってことではなくて、「見たよ」「読んだよ」の意味でもいいから、新作が上がっていることに気づいたなら、反応してあげてほしいです。
ツイッターには「互助会」なんてものも存在していると聞きます。
そういうグループに所属していたら、半強制的に反応しないといけないのかもしれませんが、そういうものとは関係なく、その人の描く作品が好きでフォローしているなら、ぜひ反応してあげてほしいです。
恥ずかしながら、私も「反応がもらえない…辛い…」と思っていた時期がありました。
でも、ほんの少しでも反応があったら、「見てくれた人がいるんだ!嬉しい!また描こう!」って、単純なのでそう思って描いていました。
この状態は「絵を描く行為が楽しいから描いている」ではなく、「誰かが喜んでくれるから描いている」という、他人ありきの状態なので、少し危うい部分もあります。
でも、「誰も見てくれない…辛い…もう描くのやめよ…」で、描き手さんが消えてしまうよりは、ずっといいと思います。
そのうち、その描き手さんも「作品を作る楽しさ」に比重を置けるようになる時がくると思います。
そうなったら、反応の有無なんて気にせず、好き勝手に描き出すようになると思うので…。応援の意味を込めて、ぜひ反応してあげてください。
……って、長々と書いたけど、私、何が言いたかったんだろう。
なんかうまくまとまってないですね、すみません。
ツイッターをやっていて、ふと感じたことをざらっと並べてみました。